■アパレル販売員の接客技術■
第15章 ミーティングの取り方
皆さんこんにちは!スプレッドファッションイズム、高橋です。今回で15回目となりました!今回は仕事で重要なミーティングの取り方についてレクチャーしていきます。
(※今回は人数の設定無しの一般的なものについてになります。)
ミーティング~?そんなもんはリーダーの私が、あいつら全員ビシッと締め上げればOKでしょ!!いやいや…確かにリーダーがリーダーシップを発揮して、全員をまとめあげるのは大事ですが、それだけでは長続きしませんよ。先ずは、ミーティングにありがちなNGなBAD例から紹介していきます。自分たちのミーティングがこのようになっていないか?という観点でチェックしてみて下さい。
【ミーティングBAD例】
・終了時間が決まっていない。もしくは終了予定時間を大幅に過ぎてしまう
・色々話し合った結果、結論が出ない。もしくは結論がうやむやなまま終了してしまう
・ミーティングの資料はその場もしくは直前に渡される
・ミーティングの進行役やまとめる人間がいない
・ミーティングで決まった事が、その後生かされない。もしくは内容が周りに知らされていない
・リーダーが一方的に話すだけ
いかがでしょうか?ドキッとしていませんか?もしも、「ウチのミーティングいつもこうだよ~。だからウチはダメなんだよ~。」とか思っているようだったら、それは周りや上司ではなくあなた自身に問題があります。だって、あなたもミーティングに参加してる一員なんですよね?自分のいる会社や部門を良くする話し合い=ミーティングな訳なので、会議の問題点に気づいているに何も言わない人達が集まって、良くしていく話し合いが出来るのかはなはだ疑問です。もし、問題点に気づいているのなら、そのままにせずに良くするために会議の進め方から提案してみましょう!意外とあなたの上司もそれを待ってるのかもしれませんよ。
先ほどBAD例に載せた項目は、各々が独立している問題ではなく連動して起こっている問題がほとんどですので、「全部クリアにするのは無理そう。」等と出来ない事から考えずに、一番変えやすい出来る事から変えていけば、全部クリアするのは思っているより難しくないはずです。次にBAD例をふまえたGOOD例を時系列で挙げていきますのでチェックしてみて下さい。時系列にする事で、どこで躓いてたのかが分かりやすいと思います。
【ミーティングGOOD例】
①先ず初めにミーティングの1週間前には、ミーティングの資料をミーティング全員に渡しましょう。出席者はミーティングまでに全てに目を通し、質問などをまとめておきましょう。
※MORE GOOD例
あらかじめ全員からの質問もまとめておき、ミーティングが始まる数日前に全員に渡しておけると、よりGOODです。
②司会進行役、開始時間、終了時間、ミーティングのタイムスケジュールを作成し全員が把握する。
③ミーティングは質問やディスカッション形式にして、話が一方的にならないようにする。
④ミーティング時間に応じて、途中でブレイクタイムを入れる。
※目安は90分毎に10分のブレイクタイムを入れる。
⑤結論をまとめた後、その内容を代表して文章化する。それを会社もしくは部門全員へ通達をする。
⑥通達の補足をミーティング出席者が直接伝える。
⑦全体から⑤⑥に対しての質疑応答をする。
以上です。いかがでしょうか?今回はミーティング基本編なので細かい設定や話のまとめ方等は省いていますが、最初のBAD例と比べると大分変わってくると思います。最近はミーティングを大事にしていない所や、ミーティングを大事にしてるけど変に大事にしてしまいただの形式で儀式的になってしまっている所が多いのが現状です。そこがちゃんとミーティングをしているかどうかは、そこで働くスタッフに抜き打ちでいくつか質問してみれば簡単に分かります。
強いお店は実行力があるお店です。実行力の強さはスタッフ全員が同じ方向を向いているかどうかで決まります。スタッフが同じ方向を向くにはやはりミーティングが大事なのは言うまでもありません。ちゃんとしてないミーティングはただの人員と時間の無駄です。そんなミーティングをするぐらいなら、その時間で通常業務をした方がよっぽど有意義です。折角、同じ人員と時間を使ってミーティングするなら、有意義なものにしていきましょう!