皆さんこんにちは!

スプレッドファッションイズム、高橋です。

アパレルなどの接客業を初めて経験すると、先輩スタッフからこんなことを良く言われます。

「もっと笑顔で仕事をするように」

 

分かりましたとは言うものの、

  • 自分の中では笑顔のつもりなのに何で指摘を受けるのか分からない
  • 楽しいことが無いのに笑顔で接客なんでできるわけがない
  • 無理に笑顔を作っても不自然な笑顔になって逆効果だよ

と心の中で思ったことはありませんか?

笑顔という言葉は当たり前のように知っていますが、接客業の中で笑顔とは、とても奥が深く、トレーニングが必要なスキルなんです。

今から伝える笑顔のトレーニング方法を読めば、あなたも2週間で自然な笑顔が出せる販売員になることができます。

目次はコチラ

1.考え方編:「いつも笑顔」は大変なこと!

感情は顔に表れる

人間は、喜怒哀楽の感情が顔に表れます。

楽しいこと、嬉しいことがあった時に笑うし、イライラしているとムスッとした表情になります。

お店の販売員の中には、売れないことに対する焦りが顔に出てしまっている販売員をよく見かけます。

こうなるとお客様は接客されたくない!と拒否反応を示します。

なぜならその販売員の顔には「売らないと!」という負の感情が充満しているからです。

それを防ぐための第一歩は、自分の感情をしっかり把握することです。

どんな人も人生において色んなことが起きます。

  • 友達と喧嘩した
  • 彼氏、彼女と別れた
  • 風邪をひいた
  • 夜遊びして眠い

など、負の感情を生む出来事はよく起こります。

負の感情を変えることは中々難しいです。

負の感情を把握できれば、自分の表情がどうなっているか気付くことができます。

気付くことができれば、修正するきっかけになります。

接客業の「いつも笑顔」とは、例え負の感情があったとしても胸の内に秘めておき、表情は笑顔で居続けることです。

笑顔はオーバーリアクションで!

笑顔は自分が「ちょっとおおげさかな?」って思うぐらいがちょうど良いです。

なぜなら多くの人は、相手の表情をジロジロ観察したりしません。

パッと見の印象で、無意識の内に評価をしているのです。

ですから、「よく見ると笑顔」ぐらいのレベルでは笑っていないのと同じです。

接客業に携わる販売員なら尚更です。

お客様は話し掛けられないように、販売員と視線を合わさないようにします。

だからこそ、一瞬で相手に「笑顔でいること」を認識してもらう為には、オーバーリアクションです。

満面の笑みを常に絶やさないようにしましょう。

自分は恥ずかしいかもしれませんが、自分が思っているより相手は自分に無関心です(笑)

2.実践編:笑顔のトレーニング

笑顔のトレーニング

笑顔を保つには表情筋が必要

今までの内容は主に考え方についてお伝えしてきました。

これからは具体的に自然な笑顔を作るトレーニング方法をお伝えしていきます。

普段の生活で表情筋を気にする人はそんなにいないと思います。

ただ接客業をしている人は意識して表情筋を鍛えておく必要があります。

なぜなら、接客業では常に笑顔を絶やさないことが当然のルールだからです。

1日8時間勤務のお仕事であれば、8時間笑顔でいつづけることが必要です。

その為に表情筋を鍛えるのです。

初級編:顔の動きを知る

普段から上手く笑えない人は、

  • 鏡の前で無理矢理でいいから笑顔を作ってみる
  • 笑えるTV、映画、本、マンガを見て笑う
  • 友達に電話したり、直接会って話をして笑う
  • 楽しいこと、好きなことをたくさん思い浮かべる

を意識してみましょう。

まずは笑顔になるとき、顔のどの部分がどのように動いているのかを感覚で覚えていきます。

中級編:歯磨きトレーニング

hamigaki

口角を上げるトレーニングです。

みなさん毎日、歯磨きをしますよね。

歯磨きをする時、常に口角を上げながら磨くようにしてください。

常に口角を上げていると、頬骨の下あたりが痛くなってきます。

2週間毎日、歯磨きトレーニングをすると、だんだん口角を上げても痛みが無くなります。

痛みが無くなるということは表情筋が鍛えられた証拠です。

上級編:表情筋のストレッチ

次は口角だけでなく、顔全体の表情筋を鍛えます。

  1. 顔を目いっぱい縦に伸ばす※イメージしてやってみましょう
  2. 顔を目いっぱい縦に縮める
  3. 顔を目いっぱい横に広げる※手は使わないでイメージして広げてください
  4. 顔を目いっぱい横に縮める
  5. 目を最大限開く
  6. 口を縦に大きく開く
  7. 口を横に大きく開く
  8. 眉毛~まぶたの肉をほぐす
  9. 頬の肉をほぐす
  10. 首を上下左右10秒ずつ曲げる
  11. 1~10を繰り返す

このトレーニングを続けることで、表情筋は鍛えられると同時に柔らかくなり、笑顔の硬さが取れて自然に感じられるようになります。

自分は笑顔を出しているつもりでも、それはただの”つもり”。

誰から見ても良い笑顔だと思われるためには”自分は出来ている”と思わず、トレーニングし続けることが一番の近道です。

3.意識編:笑顔の公式

大事なのはプロ意識

私たちスプレッドファッションイズムのマニュアルには「笑顔の公式」があります。

笑顔=(心身健康+感謝)×プロ意識

基本は、「心も身体も健康であること」と「感謝の気持ちを持つこと」です。

そして重要なのは「プロ意識」です。

どんなに基本ができていたとしても、プロ意識が無ければ結果としては×です。

逆にプロ意識が高ければ、その笑顔は何倍にも良い笑顔になります。

だからプロ意識の前は掛け算なのです。

プロ意識を上げるヒント

プロ意識ってどうやって上げるの?と思うかもしれません。

アパレル業界で販売を専門としている私たちは以下の内容を元に笑顔の意味を考えています。

  1. 「笑顔は美粧に勝る」という言葉にもあるように、笑顔はその人の顔自体を明るく魅力的にします
  2. お客様との出会いで一番大切にしたいのは、心の底から出る笑顔
  3. 常に笑顔を絶やしません
  4. さわやかな笑顔は人の心を和らげてくれる素晴らしい架け橋です
  5. さわやかな笑顔こそ私たち販売員の接客で一番大切なマナー
  6. 笑顔は作れていますか?セルフチェックしてみましょう
  7. いつも笑顔を保つためには、口角をキュッと上げるようにしておくことが秘訣です
  8. スタッフの表情から笑顔が少ないと、商品にも表情が無く死んでしまいます
  9. 笑顔は販売員にとって自ら出せる、最も身近で強力な武器となります

4.まとめ

いかがでしょうか?

まずはやってみる!

そんな積極的な姿勢が将来、必ず身を結びます。

同じ商品、同じサービスを扱っているのに

「何であの人は簡単そうに売るのに、自分は頑張っても売れないんだろう」

と感じたことはありませんか?

今まで数多くの販売員を見てきましたが、

例え同じ内容のセールストークを話したとしても、

結果は大きく変わります。

その理由は簡単に言うと、「雰囲気」なんです。

私たちは接客販売で売れる雰囲気の要因を5つに分けて考えています。その5つとは、

  • 笑顔
  • 挨拶
  • 大きな声
  • 返事
  • 機敏な動作

です。

今日お伝えしたのは「笑顔」の部分です。同時進行で他の4つについてもトレーニングしていけば必ず売れる販売員になれますよ!