Contents
- 1 ■アパレル販売員の接客技術■
- 2 第7章 正しい敬語
- 2.1 ①ご苦労様です→お疲れ様です
- 2.2 ②了解しました→承知しました・かしこまりました
- 2.3 ③お世話様です→お世話になっております
- 2.4 ④ご一緒します→お供させて頂きます
- 2.5 ⑤参考になりました→勉強になりました
- 2.6 ⑥すみません→申し訳ございません
- 2.7 ⑦お分かり頂けましたか?→ご理解頂けましたか?
- 2.8 ⑧お座り下さい→お掛け下さい
- 2.9 ⑨どうしますか?→いかがいたしますか?
- 2.10 ⑩させて頂いております→しております・させて頂きます
- 2.11 ⑪私の方で担当します→私が担当します
- 2.12 ⑫5000円からお預かりいたします→5000円お預かりいたします
- 2.13 ⑬500円のお返しになります→500円お返しいたします
- 2.14 ⑭お時間宜しかったでしょうか?→お時間頂いても宜しいですか?
■アパレル販売員の接客技術■
第7章 正しい敬語
皆さんこんにちは!スプレッドファッションイズム、高橋です。
7回目となる今回は、アパレル販売の接客において、お客様に失礼にならないようによく間違って使われる敬語・正しい敬語をレクチャーしていきます。
敬語の使い方の話になると、
「面倒くさい」、「私は大丈夫」、「ウチのお客様は同年代が多いから多少間違っても平気」
等の意見が来ますが、これが全然大丈夫じゃないんです。
私の経験からすると、大丈夫だと思ってる人ほど豪快に間違っていて恥ずかしい思いをしてるのに、本人だけ気づいてない。という事が多いです。
例えば何か失敗をして謝らなければならない時に、その謝る敬語自体が間違っていたら誠心誠意謝ったとしても許すどころか怒りが倍増する事もあります。
アパレルでは着る本人が同世代でもお母さまが一緒にご来店されるケースも多いです。
間違った敬語を使うと「この人ちゃんとしてないな。」と思われ、あなたがいくら頑張って接客しても、お勧めに説得力が無くなってしまい信頼が無くなってしまいます。
自分が今まで使っていた敬語が間違っていなかったかの確認を含めて、順番に見ていきましょう!
※【間違った敬語】→【正しい敬語】&説明の順で記していきます。
①ご苦労様です→お疲れ様です
ご苦労様は目上の人が目下の人に対して使う言葉です
②了解しました→承知しました・かしこまりました
了解はフランクな言葉で敬語ではありません
③お世話様です→お世話になっております
お世話様ですはご苦労様です同様に目上の人が使う言葉です
④ご一緒します→お供させて頂きます
ご一緒しますは対等な関係で使われるものです
⑤参考になりました→勉強になりました
参考は自分の考えの足しにするという意味になってしまい失礼にあたります
⑥すみません→申し訳ございません
以前、「ごめんなさい」と言われた事があります(笑)問題外です
⑦お分かり頂けましたか?→ご理解頂けましたか?
分かりましたか?というのは失礼な表現になります
⑧お座り下さい→お掛け下さい
お座り=犬への命令を連想させるためビジネスシーンではNGです
⑨どうしますか?→いかがいたしますか?
どうする?は敬語ではないのでNGになります
⑩させて頂いております→しております・させて頂きます
値上げや欠品などご迷惑をかける場合はしております。相手の要望に応える時はさせて頂きますを使います
⑪私の方で担当します→私が担当します
書類の方をお持ちしました→書類をお持ちしました
クセになってしまっている人が多いですが、~方ではそもそも日本語としておかしい間違いです
⑫5000円からお預かりいたします→5000円お預かりいたします
⑪同様クセになってる人が多いですが、~からも日本語としておかしい間違いです
⑬500円のお返しになります→500円お返しいたします
会議に資料になります→会議の資料でございます
~なりますも日本語としておかしい間違いになります。なりますを使うのは何かが変化する時だけです
⑭お時間宜しかったでしょうか?→お時間頂いても宜しいですか?
宜しかったは過去形です。そのため今どうかの状況を聞くのには日本語としておかしくなります
ファミレスで注文を聞く店員さんがよくこの間違いをしますね
いかがでしょうか?
本当はもう少しあるのですが、今回はその中でも特に間違いが多いものをチョイスしました。
あなたは全部間違えずに使えていましたか?
もし、今まで間違って使っているものがあったら今日から正しい使い方に変えていきましょう。
仕事の時だけちゃんとしようと思っても、そんなにうまくはいきません。
普段から正しい敬語を使った方が良いですよ。
全部間違えずに使っていた人は大変素晴らしいと思います。
そして間違えずに使っていた人は分かると思います。間違えて使う人を見かけると気になってイライラする気持ちが。
お客様もその気持ちなのです。
最初は直そうと思ってもついつい前の間違った敬語が出てきたりすると思います。
それでも全然大丈夫です。それで良いのです。
大事なのは間違いだと自覚する事と、何事も最初からうまくはいかないもの、時間がかかっても良いから最終的には直るようにする。という前向きな気持ちが大事です♪
あなたが周りのスタッフに対して間違った敬語を直す日が来る事を楽しみにしています☆